結婚祝い、出産祝い、入学祝い、誕生日祝い。大切な人やお世話になった人へ、ギフトを贈る機会は多いものです。しかし、どういったものを贈ればよいのか、迷うこともあります。知らず知らず、マナー違反になってしまう、ということを避けるためにも、ギフトの贈り方、マナーを知っておきましょう。

まずは慶事の贈り物のマナーです。結婚祝いは、式や披露宴に招待された場合出欠に関わらずお祝いを贈ります。金封の場合は当日現金をご祝儀袋に入れて受付に渡すのが一般的です。品物の場合は、式の1週間前位に送るのがよいとされていますが、間に合わない場合は受付で目録を渡し、後日品物を届けます。

結婚内祝い(返礼)については、挙式に参加し、引き出物をお渡しした方へは不要ですが、挙式に参加していない方からお祝いを頂いた場合は、2~3週間以内にはお返しをします。出産祝いは、命名日(お七夜)から3週間位までに贈るとよいでしょう。遅くとも、1か月以内には贈るようにします。出産内祝いは、お宮参りまでにお返しするようにしますが、それ以降になっても構いません。

のしの名入れは、生まれた赤ちゃんの名前にします。その他、季節の贈答にもマナーがあります。お年賀、お中元、お歳暮が代表的ですが、日頃お世話になっている方への感謝の気持ちを伝える習慣です。お年賀は新年の挨拶として1月15日くらいまでに届けるのが基本です。

お中元は、関東地方では6月中旬から7月15日まで、関西地方では7月初旬から8月15日までが一般的です。そしてお歳暮は、12月初旬から20日頃までに贈るのが適当とされていますが、最近では11月末頃から贈る人も増えています。年内に贈れなかった場合は、お年賀として贈るとよいでしょう。ギフトは気持ちがもちろん重要ですが、こうしたマナーもきちんと知っておくことで、より気持ちの良いやり取りが出来るでしょう。

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